t>

ロシアのプーチン大統領は19日、中国を訪問し、20日に北京で習近平国家主席と会談する。今回の訪中には多数の露政権高官や国営企業幹部らが同行し、首脳会談ではイランやウクライナ、台湾を巡る情勢のほか、中露間の新たな天然ガスパイプライン「シベリアの力2」の建設計画などエネルギー協力の拡大について協議される見通しだ。
ロシアは今回の首脳会談を通じ、国際政治・貿易面での最重要パートナーと位置付ける中国との結束を深める構えだ。中国も14、15日の米中首脳会談の結果をロシア側と共有するなどし、中露の連携を再確認するとみられる。ウクライナ侵略を巡る対露経済制裁と中東危機に伴うエネルギー資源価格の高騰を背景に、エネルギー供給国と消費国の関係にあるロシア・中国双方にとって互いの重要性は増している。
ウシャコフ露大統領補佐官によると、プーチン氏の訪中にはマントゥロフ第1副首相ら副首相5人やラブロフ外相ら閣僚8人が同行。首脳会談では「最も重要でデリケートな問題」が協議される予定だとした。中露の友好国で米イスラエルの攻撃を受けたイランや、ロシアの侵略が続くウクライナ、中国が統一を目指す台湾を巡る情勢などが念頭にあるとみられる。
中露首脳は会談後、両国が提唱する「多極的世界」の構築に向けた共同声明など一連の文書に署名する予定。
今回の中露首脳会談が米露首脳会談の直後に行われることについて、ウシャコフ氏は、イラン情勢の余波で米露会談が延期されたことに伴うものだとし、意図的なものではないと説明した。